遅くなりましたが、昨日、発表会チケット売上金の一部を、東日本大震災の寄付金として充てさせていただきました。
みなさまのご協力に感謝いたしますとともに、あの日を忘れることなく、真摯に生きていきたいと思います。
日々の日記
はっちゃん、いくみちゃん情報によると、パラドールの朝食は素晴らしい!!チーズ、ハム、パン、フルーツなど、どれをとっても種類が半端なく、美味しいよ~!!と
当初、午前中にグラナダを出てマドリーに向かうつもりだったが・・・
朝食をたらふく食べてゆっくりしたい!!というさもしい根性から、その日の早朝に眠いマノロを起こして、バスの時刻を午後に変更しに行った・・・
おまけ的に、早朝のアルハンブラも見られたので、良しとしましょ!
水音がきれいに響いて、鳥のさえずりも美しく、すがすがしい空気の中、ジョガーにも何人か会い、ああ、ここでフラメンコ合宿したら、早朝ランニングコースはゴメス坂に決まりだな、と思いついてニヤニヤしていた。(けど、あの坂は心臓破り、、、)
そして、おまちかねの朝食。
まるで宝石箱~!
1h以上かけて、た~っぷり楽しませていただきました
これで、なんだか満足してしまい、グラナダへの未練も断ち切れそうだ。。。
さあ、また5hバスの旅が待ってるよ。
車窓からの眺めは、本当に殺風景だ。
この景色を見るたび、ああ、地の果てに来てしまったんだな、という気分になる。
大地は赤く、ごつごつしたオリーブ畑がはるか彼方まで続き、空が広いからか、雲も横になが~く寝そべっている。
でっかい牡牛の看板や、ティオペペの看板がポツネンと時折現れる。
白い家は畑の真ん中にポツン。糸杉は天に向かって枝をからませてゆく。
やっぱり感傷的な気分になるな。
グラナダ、アンダルシア、さよなら、また、近いうち来たいよ、遠いけど。
そんな感傷的な気分がぶっ飛んだのが、休憩で立ち寄ったドライブイン。
昔はバルに毛が生えた程度の、ここで置いて行かれたらヤバい、と不安になるような施設しかなかったが、こんなにモダンにスタイリッシュになっちゃって・・・
トイレもきれいだし、広いカフェテリアはあるし、お土産物も充実してるし・・・
相変わらず乗客の点呼はテキトーな感じだけど・・・
観光で稼ぐぞ!という国を挙げての色気を感じて、ちょっっとだけ引きました・・・
ま、変わってゆくのはいいこともある。
そうこうしているうち、無事にマドリー到着。
タクシーの運ちゃんが話好きの人で、「スペイン語話せて(もちろんお世辞)、3回もスペイン来たことあるなら、おまえ、フラメンコ習いにきてるんだろ~!」と、すぐに見破られ
日本人がフラメンコ好きなのは有名な話で、テレビ番組でもたびたび取り上げられているそうだ。
お母さんがグラナダ出身で、グラナダの話でも盛り上がり。
俺のスペイン語力進化してね~と、しばし勘違い。おめでたい。
宿で休憩したのち、マドリー散策、と言っても、もう8時だ・・・
グラナダは勝手知ったる、というところがあるが、マドリーはお上りさん。。。
勘を頼りに(美味しそうなバルを見つける嗅覚は、自負するところであります)そぞろ歩くと、
ショップやバルが立ち並ぶ広場に出た。ビンゴ!!
お店の中を覗きながら、スペイン最後の晩餐にふさわしい店を物色。
2軒のいい雰囲気のセルべセリアに見当を付ける。
マノロもいるので、テーブル席のある方のお店へ。
歓喜のマノリート!
やっぱスペイン料理はスペインで食べるのが美味しいのだと、改めて実感。
カマレロも陽気なおじさんで、楽しい晩餐となりました。
翌日は夜9時の便で帰途に。
それまで、プラド美術館に行くことにした。
マノロは、宗教画が好き。
特に、キリストを抱いたマリア様に引き付けられている。
それと、ゴヤの黒い絵シリーズ。
絵の力ってすごい。
日本語解説の機械を借りたので、それを耳に当てながら真剣に見ている。
君の心に、このスペイン旅が残るといいな。
さあ、そろそろ帰らねば・・・
バラハス空港。
この旅の間、マノロ君はスーツケースを引いてくれたり、肩もみしてくれたり、とても優しく逞しかった!
あっという間の1週間、だけど濃かった1週間。
フラメンコシューズも持って行ったのに、一度も履かなかったのに、とっても満足した1週間。
この時期にマノロと行けて良かった。
はっちゃん、いくみちゃん、本当にどうもありがとう。
お世話になったみなさま、どうもありがとう。
そして・・・
やっぱりやりたくなった、夢のスペイン合宿
みなさま、毎月、ちょっとずつ貯めていきましょ
春も長けて来ました、スペイン呆けはこの辺にしておいて、襟を正してがんばってまいりやす
ふと気付いたが、1997~1998年に留学していたから、17年じゃなくて、18~19年前のことなんだ。
約20年前・・・そりゃ、いろんなことが変わるよね・・・
グラナダ最終日は、一生に一度は泊まってみたかったパラドールに宿をうつし、アルハンブラ宮殿に。
パラドールは、古城のような外観とはうって変わって、中は近代的。午前中から荷物を預かってもらって、さあ、宮殿だよ~~
マノロはお城好きなので、とても楽しみにしていた。
特にライオンの中庭に興味をもっていて、おぬし、そこがじつはハーレムだと知ってのことか?!と、突っ込みいれたり。
美しい噴水庭園。
水音は、グラナダの音だな~、といつも思う。
自撮棒の必要性を感じた日。
曼荼羅の世界・・・
こんなの、どうやって作ったんだろ・・・
アルハンブラ宮殿からアルバイシンを望む。
アルハンブラ宮殿は4度目だ。いつも思うのは、、、カルロスⅤいらね~・・・
天井に水面からの光が反射して揺らめくのを見たり、今よりも鮮やかな緑、青、紫に染められていたであろうレリーフを想像したり、ここでアラブの華燭の宴が繰り広げられていたのかな~と、思いを馳せたり。
現世を忘れさせる極楽浄土のような美しさだ。
ここをカトリックにあけ渡した最後の王様は、さぞかし無念、心残りだったろうな・・・
休憩しながら4hほど宮殿内を楽しんだ。
宿に戻り、部屋で休憩したあと、さあ、今宵こそバルだ!
昔よ~く行っていたバル。入るとすぐに牛の顔があるので、牛の店と呼んでいた。
一杯頼むと必ずタパがついてくる。
そのタパが、また美味しい!!
昔はもっとスペイン人の立ち飲み客が多かった気がしたけど・・・
入ってくるのは、ドイツ人、日本人などの観光客がほとんど。
ガイドブックに載ってるのかな。カマレロもみ~んな英語話せるし。
なんだか、すっかり観光地として定着したんだね、グラナダ。
ちょっと寂しいような変な感じ。
マノロはオレンジジュースで、私はカーニャでほろ酔い気分。
しかし、夜のゴメス坂は、ちょっと不気味~
やっとたどり着きました、パラド~ル
明日はマドリーへ移動だ・・・
その6へ続く・・・