フラメンコの核

咽び泣くようにかき鳴らされるギター、腹の底いや地の底から絞り出されるような嗄れた叫び、それはまるで何かのまじないのように聞こえる。そしてそれらの音に呼応して肉を打ち震わせながら、時に獲物を狙って待つ猛禽類のように、時に髪振り乱し胸掻きむしり狂気のように踊られ、見るものはゾクッとしながら引き込まれる。そして、一旦そこに魅了されると、熱病のように思い続ける、またあれが見たい!と。

フラメンコを踊る時は、その衝動がなければ嘘になる、と思っている。一生できると思えないけど。その衝動は、フラメンコにある。フラメンコの音が教えてくれる、ここだよ、と。けれど、私は余計なことをやろうとしてしまう。カッコいい振りもしたいし、複雑なパソをカッコよく決めたりしたい。そしてそこに囚われると、行き詰まるし気持ちが萎えてゆく。フラメンコを聴く、感じる、フラメンコの音圧に負けないようにしゃんと立つ、歩く、その一歩は今出していいんかい?と自問しながら、探す。カツリとハマる時が稀にある。そこまで、探す、探す。そんな旅を続けていると、なんか途方にくれる。けれど、いつもそこを照らしてくれるのは、大沼由紀先生だ。

先日見に行った新生エスペランサでのライブ、途方もなく素晴らしかった。

全てが衝動であり、先生の存在全てだった。エスペランサの空間が、それを包み込む温かい光に満ちていた。フラメンコから愛されるってこういうことか!と嘆息した。

歌うように踊る、弾くように踊る、そして歌う。フラメンコに全てを捧げてきた大沼先生がその核へと迫る瞬間であったと思う。ヤバい!

4/24にエスペランサでの再演が決まったようです。たくさんの方に、本物を見て、感じていただきたい、と思う舞台です‼️

新春ライブ情報

1/21(木)高円寺 カサ・デ・エスペランサ

https://tablaoesperanza.com/

1部19:30〜、2部20:45〜

ショーチャージ2ドリンク付き¥5,500

ギター片桐勝彦 歌 川島桂子、有田圭輔

踊り 宮本亜都子、小池重子、西川千鶴

⏫緊急事態宣言発令見込みのため、春ごろに延期となりました。何卒よろしくお願い致します。

教室ライブアルバム

気付けば師走に突入。

こっから私も加速してsign02、空白の11月を振り返って行こうと思います。

 

まずは、10/26に行いました教室ライブの写真が出来上がってきました。

智子ちゃんの旦那様による撮影ですnote

実際の踊り以上に上手に見えるsign02マジカル撮影に感謝、多謝sign03

ありがとうございましたsign03

 

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ソレア・ポル・ブレリアを踊った、なっちゃん、みどりちゃん

 

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シギリージャを踊ったゆりちゃん

 

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ティエントを踊ったかじちゃん

 

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アレグリアスを踊ったカワちゃん

 

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みんなの踊りに吠えて喜ぶ私sign02

 

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出演者全員でご挨拶。

 

蘇りますね、あの夜のことconfident

 

応援いただいた皆様、誠にありがとうございましたsign03