ヒナちゃん

6日の朝、ヒナちゃんが天に召された。

ほぼ19年、一緒にいた。

足腰がきかなくなってから、1週間ほどで逝ってしまった。

飼い主思いの、手がかからない子だった。

最期の朝も、静かに寝ていたんだけど、「その時が来たら必ず教えてね」と伝えてあった。

手足をもがくように動かし、か細い声で鳴いた。

あゝ、そろそろなんだな、と思い、抱っこした。

撫でてあげると、落ち着いた。

だんだんと呼吸が遠くなってゆく。

最期は主人と私の腕の中で、かすかに鳴くように息を吐いて旅立った。

 

私たち家族がドタバタした日常を過ごしている間、いつもそっと寄り添って癒してくれた。

まんまるで、あたたかくて、黒い瞳でじっと見てる。

高い声でミャアと鳴き、エサちょうだい、トイレだよ、抱っこして、、上手に気持ちを伝えてくる。

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在りし日のヒナちゃん

 

 

 

 

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私がヨガをしていると、なぜか横にきてまあるくなってうたた寝・・・

 

 

 

 

優しい子…

マンションに住んでいた時、5Fから落っこっても、無事生還した強い子だった。

新入りのクウが来た時は、ストレスで毛が抜けまくってしまったこともあった。

ちょっと臆病で、おとなしかったけど、おばあちゃんになってからはレオとクウを蹴散らすほど強くなっていた。

ひなちゃん、たくさんの愛をどうもありがとう。

ハリーもレオも迎えにきてくれたね。

こちらは寂しくなるよ。

どうにも腹に力が入らない。

けど、向こうで会うまで頑張らなきゃね。

ありがとう、ヒナ。

 

 

 

 

 

育児と介護とちょびっとフラメンコ日記2

さわやかな五月晴れ、早朝よりパパと子供はニジマス釣りに。

かなりな釣果があったようです、食すのが楽しみ、楽しみshine

 

さて、在宅医療についてです。

24H、病院のようなケアができれば良いのでしょうが、家族だけで回すとなると、そうも言ってはいられません。

母のケースも、

医療部門→在宅医、看護師さん

患者の生活の質向上部門→訪問入浴の会社介護用品会社

介助する家族のリラックス部門→ヘルパーさん

総括→ケアマネージャーさん

と、たくさんの方々に絡んでいただいています。

母は、要介護4(現在5に上げる申請中)で、介護保険の適用がきいて1割負担になります。

例えば、母お気に入りの訪問入浴は、1回¥12000くらいのところ、保険適用で¥1200になります。

介護用品を借りたり、ヘルパーさんをお願いする時も、同様です。

 

今回は、訪問入浴について語りたく候・・・

 

一体どうやって部屋の中にお風呂を設置するというのだい?!、と、見るまでは想像もつきませんでしたが、

ボイラーを積んだバンが現れ、ベビーピンクの浴槽がベッド脇に運び込まれ、入水用と排水用のホースが手早く引かれ、浴槽にお湯が満たされてゆきます。

この日は、良い香りのコラーゲン入り入浴剤が投入!

その間看護師によるバイタルチェックが行われます。

2人がかりで大事に運ばれた母は、ストレッチャーのようなものに乗せられ、今度は3人がかりで優しく丁寧に洗ってもらいます。

とっても気持ちよさそうspa

そして、来る方みな明るくて楽しい方ばかりで、母の好きな演歌を熱唱してくれますnote

すごいホスピタリティー!

母がアラブの女王様みたいに見えてきます・・・

なもんで、毎回訪問入浴の際は、BGMで演歌のカラオケを流していますcoldsweats01

母が一番生き生きと楽しそうにしている時間です。

この会社の方は、だいたい1日に6~7軒回るそうです。

結構な肉体労働でしょうが、キレイにする、洗い流す、気持ちよくしてあげる、という浄化装置のようなものを持ってらっしゃって、

ご自身たちも浄化されているように見受けました。

ほんと、プロの仕事です。

感謝と共に感服です。

鮮やかな仕手集団のように、来た時と同様、手早く浴槽は取り払われ、何事もなかったかのように元の部屋へ。

あとにはツヤツヤと、満足げな母の顔shine

 

いろんな現場に、いろんなプロフェッショナルの方がいて、その真骨頂を見せてもらう時、ものすごく感動します。

私も、そんなプロになりたいと、強く思います。

スタジオに出向く時間がとれないと、驚くほど丹田意識がなくなってしまいますが、継続しまっせ、ヨガの呼吸!

めざせ、ヨガ行者!じゃなかった、フラメンコ職人up

 

 

 

 

 

 

 

育児と介護とちょびっとフラメンコ日記1

かくして、本格的な介護生活が始まりました。

息子が小学校入学、という時期とも重なり、どうなってしまうのかという不安もありましたが、スタートしてしまえば、走り出す毎日sweat01

悩んだり立ち止まっている暇なんざありません・・・

とにかく目の前のこと!!

一日一日が、無事に過ごせること!!

 

幸い息子は、学童、小学校ともにとっても楽しいらしく、「今日はサッカーゴールを決めたよ!!」「今日のぴんぴんマン(姿勢の良い子)になったよ!」

鼻穴を膨らませながら、嬉しそうに報告してくれるので、こちらまで嬉しくなります。

驚くほどたくましくなったね、君のおかげで毎日が明るい、ありがとうconfident

 

私の生活。5時起床、まず部屋の窓を全開にして、クンダーリニヨガの火の呼吸などを行います。

気の充電後、母のオムツ替え、水分補給、アロマ炊き、などを行います。

そして、母用の誤嚥予防のきざみとろみ食と、私の家族用の朝食準備。

母の食事は、父が魚焼きとみそ汁を担当してくれているので助かります。

6:30に子供を起こし、学校に行く準備をさせます。

かなり自発的に支度もできるようになってきたぞ、その調子!!忘れ物はないかな~?!

7:30に送り出し。

近所のお姉ちゃん、同学年のK君とじゃれ合いながら登校!!何度見てもいい景色note

子供の背中を見送った後、母の食事介助。

飲み込む力が弱くなっているので、時間もかかりますが、ここはこちらものんびり付き合います。

食後、歯磨き、体の清浄、着替え、体調によっては、関節が固まるのを防ぐ、簡単なストレッチをベッド上で行わせます。

それらが終わると10時近く。

11時まで休憩。。。

オムツ、体位変え、水分補給などさせ、昼食作り。

食事介助など終わるのが1:30ころ。

隙間で、洗濯、片付け、掃除・・・まで行きたいけどなかなか回らない・・・

怒涛です。

改めて、専業主婦の方々は、大変な労働力だと思います。

感謝されたり、表彰されたりすることもそれほどないでしょうに、ただただ、家族のために粉骨砕身、滅私奉公・・・

偉いなあ。私の場合、なんぼか外に出て働いている方がましですsweat01

母の愛は偉大です、はい、改めまして。

及ばずながらお返しです。

2時過ぎ、自分の昼食を済ませ、しばし昼寝。。

訪問看護士、訪問医がこの時間帯に来る日もあるので、毎回は寝られませんが、寸隙を狙いますwink

学童に行かせている子供がだいたい4時過ぎに下校してくるので、途中まで迎えに行きます。

片道30分の道のりを、がんばって通っている息子。

道すがら尺取虫を見つけたり、タンポポの綿毛を飛ばしたりしながら、牧歌的にそぞろ歩き。

これが、いい気分転換になっています。

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春たけなわ!!

百花繚乱の上水道は、本当に癒されます。

 

 

 

 

 

 

夕飯の支度までやり、食事介助は父にお願いして、私は寝かしつけの時間まで子供に集中させてもらってますconfident

小学生になったとはいえ、まだまだ甘えたい盛り、子供そっちのけで母の介助をしていると、やはりあかちゃん帰りが激しくなってしまい、

これでは子供にとって良くない!と思い、ばあちゃんはご病気だからお母さんはお手伝いしてあげてるんだよ、構ってあげられなくてごめんね、と言い聞かせながらも、

なるべく子供がいる時間は、子供のことを優先するようにしました。

甘える子供をおんぶしながら母のオムツを替える時もあります。

が、そんなことが重なってゆくうち、子供がお手伝いをしてくれるようになり、その優しさにまた癒されてsweat02

明日への活力になりますup

そして12時。最後のオムツ替えをして、ベッドを床替えモードにして(最新の介護用品には、素晴らしい機能がついています!)就寝。と言うか寝落ち。

こんなサイクルなので、なかなかフラメンコが入り込む隙間がございません・・・

やむなし・・・