それでもしぶとく

日常に追われて一日一日をやり過ごすのに精一杯で、時々そこから逃げ出したくなったりしていたけれど。

繰り返される日常こそありがたい。

ウグイスも鳴き、桜の開花もすぐそこまで。

国破れても山河はあるならば、まだ救いがあるのかな。

阿鼻叫喚の人間を尻目に、季節は優しくめぐってくる。

休校中の息子の課題に、春暁の暗唱があった。

春眠 暁を覚えず

処処 啼鳥を聞く

夜来 風雨の声

花落つること 知る多少

大地の声を聞き、限りあるものと知り、やりたいことをやりぬく勇気を持ちたいです。

春の遠足