人生には、時折不可解なことが起こる。きっと、そういうものなんだろう。
去年暮れあたりから、そんな流れを感じていて、今年に入ってから、ああ、これ、そういう事だったのか、と答え合わせしている感じ。
時間の流れは、過去から現在、未来へと川のように流れていくものだと思っていたけれど、そうでもない。ここ数ヶ月、私はタイムトラベラーのように、過去や未来を旅していたような気がしている。
ある必要性があって、100年近く前のことを調べるタイミングがあった。そこから、脈々と受け継がれていく土地の匂い、景色、人々の息遣いが、肌身で感じられた。ああ、だから私はここにいる、ということを。
そしてまた、ある必要性があって、40年前の級友たちと連絡をとりあうことになった。あの頃の感覚が堰を切ってなだれ込んでくる。ノスタルジーとはもっと違う、もっとリアルな何か。あそこで時が止まっているかのように一瞬感じたけれど、鏡に映った自分は立派なおばさんだった。
そんな中届いた友人の訃報。こんな符号ってあるのだろうか。写真の数々は、どれも笑顔のものばかりだった。そうか、こういう時間を過ごしていたんだね。病と戦いながらも、やりたいことをやりつくし、生を全うしたんだね。あっぱれだ、かっこいいよ。
そうしてまた、私は、いろんな時間を巡る旅の途中にいる。螺旋のように連なっている。独立した突然変異は、実はあんまりなくて、全てが連なっている。過去からの偉大なメッセージだ。私の全ての行動は、未来を見据えてのこととだと思っていたけれど、大きな勘違いであったことに気付く。存外、仕組まれていたのかな、と思うほどに。魂は連なってゆく。永遠に。そういうものなんだろう、と思う。



